士業事務所でウェブサイト(ホームページ)を活用するとき、Google Analyticsなどアクセス解析を導入して、その訪問者数や直帰率などをコンスタントに確認している事務所は多いと思います。
しかし、アクセス解析だけ頻繁に確認しても、いつ、どのような修正を行い、どれくらい反応率が変わったのかが把握できなければ、ウェブサイトをより効果的に改善することは難しいです。
修正した部分のログと反応件数を書き留めておく
より効果的にウェブを活用するなら、Analyticsなどのアクセス解析の導入と合わせて、ウェブサイトの修正ログと、反応件数(電話問い合わせがウェブサイトのゴールなら電話の鳴った回数、お問い合わせメールがゴールならメールの受信件数)を簡単に書き留めておく方法がおすすめです。
とはいえ、あまり細かく記入できる欄を用意しても、運用できず滞ってしまっては意味がありませんので、ごくシンプルな表で構いません。
本ページではWord形式の簡単な表を用意しましたので、ログを付けていない人は参考にしてみてください。
Word形式なのでデータのままパソコンでログを付けるのでもよいのですが、印刷して目に入りやすい壁などに貼っておき、手書きでいろいろ書き加えるほうが活用しやすいことも多いです(この方式のほうが、ちょっとしたアイディアを思いついたとき余白にすぐ書き留めておけるメリットもあります)。
検索順位の変更を判断するときは要注意
ウェブサイトの修正を行ったとき、たとえばそれが目立つ位置にあるヘッダー画像のリニューアルであったり、問い合わせと直接関係しやすいお問い合わせバナーの変更であるときなどは、修正後の反応件数がどう変わったか、アクセス解析と修正ログを照らし合わせて検討することになります。
ここで気をつけたいのは、修正した後に判断する対象が、ウェブサイトの反応率ではなく検索順位の変動(上昇したか下降したか)であるときです。
検索順位は日々小さく変動し、時に理由なく大きく変動することもあります。また大きく変動した後、数日から数週間で元に戻ることもまた多いのが検索順位です。
さらに検索順位の変動は、何か修正を1点2点加えたことによって生じることは稀で、いくつもの修正が累積した結果として生じることが多く、その変動はメモした修正ログと簡単に結びつけられるものでもありません。
アクセス解析と修正ログを対比する第一の目的は、反応件数(ウェブサイト訪問者の数と、ゴールまで至った人の比率)などを確認するためですから、検索順位の短期的判断に活用して惑わされないようにしてください。
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