諦めるのはまだ早い?士業ホームページは2×6=12の法則で育てるに引き続き、「諦めるのはまだ早い」シリーズの第2弾です。(第3弾の予定はありません)これは当社Facebookページでも、以前に少し触れた話題になります。
「このウェブサイト(ホームページ)、ほとんど依頼が入らないんだよな」と思い、そのウェブサイトに失敗作の烙印を押している士業さん。それ、ちょっと判断早いかもしれませんよ?
士業の営業用ウェブサイトの成否の分かれ目は?
これはウェブサイトに関する考え方というよりも、物事に対する捉え方、肯定否定の考え方が大きく影響していると言えるかもしれませんが、たとえば半年に1件程度のペースで、仕事の依頼が入るウェブサイトがあったとします。それに対して、あなたの事務所は以下どちらに近い考えでウェブサイトを評価するでしょうか。
- 半年に1件しか仕事が「ない」から、失敗したウェブサイトである
- 半年に1件は仕事が「ある」から、成功したウェブサイトである
前者は状況を否定的に捉え、ウェブ営業から撤退する決断を下しやすい事務所なのに対して、後者は状況を肯定的に捉え、ウェブ営業をますます補強する決断を下しやすい事務所といえます。
失敗へ分岐した可能性の高い士業の営業用ウェブサイト
極論から述べてしまいますと、
- いつまで経っても1件の問い合わせも依頼もないウェブサイト
- 最初のころに1件依頼が入った後は、1年以上何の反応もないウェブサイト
以上のいずれかであれば、成功・失敗の分岐はすでに「失敗」に分かれている可能性が高いです。もしウェブサイトに手を入れるとしても、増改築ではなく土台から建て直しが求められるレベルです。
成功へ分岐した可能性の高い士業の営業用ウェブサイト
一方で、
- 数か月に1回程度は仕事の依頼がある
- 依頼に至らないまでも、依頼に近い感触の相談は年に何回かある
以上のいずれかに該当するウェブサイトは、成功・失敗の分岐は既に「成功」に分かれている可能性が相当に高いです。
最初に挙げた「いつまで経っても1件の問い合わせもないウェブサイト(あるいは最初に運よく1件依頼があったのみのウェブサイト)」と、後に挙げた「数か月に1回程度の依頼があるウェブサイト」には、目に見えるものではないので実感が湧きにくいのですが、ものすごく大きな差があります。
依頼に至らない「失敗したウェブサイト」というのは、5年待っても10年待っても依頼に至らないウェブサイトのことで、これは本当に、まったくもって業務の依頼につながりません。
他方、数か月に1回でも依頼に至っているのなら、受注の精度が悪いというだけの話で、そのウェブサイトは使い物になる可能性を十分に秘めています。むしろウェブサイトのほうからは「オレ、ポテンシャルありますよ」とアピールしている状態とも言えます。
既に成功側に分岐しているにもかかわらず、そのウェブサイトを「失敗作」として切り捨てるのは、判断が早すぎてもったいないと思いませんか。
精度の低いウェブサイトは手を加えて育てることで変化する
ウェブサイトからの反応率というのは、慣れるまでは試行錯誤が必須であり、その結果としてスキルが身に付いて、次第次第に上昇していくものです。
もし数か月に1回でも依頼があるなら、絶対に依頼のないウェブサイトと比較して、ある層の訪問者に対しては効果が発生している状態といえます。
そこで、この効果が発生する範囲を、より広く、精度の高いものにするにはどうしたらよいか、アクセス解析のデータや修正ログなどを頼りに、手を加えて育てていけばいいわけです。
よく言われることですが、原石は磨かなければ光りません。
今回の記事も前回と同じ文で締めますが、ウェブ営業を軌道に乗せられるか乗せられないかは、お気楽な淡々とした粘着質な継続性を持てるかどうかが、大きな分かれ目だったりします。定期的に反省して方向性を見直す事務所さんは、逆にドツボにハマることも多いのがウェブ営業。気をつけましょう。
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