- 「最近、特に海外からの迷惑メールが増えた」
- 「業者からの営業メールが多数届くので重要なメールが埋もれてしまう」
いつの間にかメールボックスが迷惑メールであふれている状況は困ったものです。それによってクライアントのメールに気づかず、連絡を失念してしまっては事務所の信頼が揺らぐ怖さも。
しかし、実はその原因を士業さん自ら作ってしまっているケースも多く見受けられます。以下では、迷惑メールの標的にならないための4つの対策について紹介します。
1.ホームページに直接メールアドレスを記載しない
士業事務所のホームページ(ウェブサイト)では、事務所案内ページなどにメールアドレスをそのまま記載しているケースをよく目にします。
これ、実はメールアドレス収集ボットに迷惑メールの送信先として持ち帰られてしまい、しばらく経過してからジワジワと、その後は毎日のように迷惑メールが送信されてくる原因になりやすいです。
一度収集されリスト化されてしまうと、その後にウェブサイトの記載を慌てて消しても時すでに遅し。迷惑メールを減らすことはできなくなってしまいます。
そのため、ウェブサイトに直接メールアドレスを(文字データとして)記載しないというのが、迷惑メール対策としては大前提になります。
どうしてもウェブサイトにメールアドレスを掲載したいときは、アドレスを画像化したものを貼り付ける等の工夫が必要です。
2.info@やadmin@のメールアドレスを使わない
また、事務所のコーポレートサイト用のドメインを兼用してメールアドレスを作ることも多いと思いますが、この際、事務所サイトのドメインがデータとして収集され、そのドメインにinfo@やadmin@を付けて自動的に(手当たり次第に)迷惑メールが送りつけられてくることがあります。
そのため、迷惑メールを極力送信されないようにするためには、先に触れた「ウェブサイトに直接メールアドレスを記載しない」という注意に加えて「info@やadmin@以外のメールアドレスを作る」ことも有効です。
同様に、@より前の文字数が少ないメールアドレスに対しては、ランダムな文字の組み合わせで手当たり次第に迷惑メールが送信されてくる可能性が高まります。短いほど入力は楽ですが、あまりに短いと迷惑メールのターゲットになりやすいことは、メールアドレスを作る際に念頭に置いておくほうがよいでしょう。
3.安易にサービスの登録用アドレスとして使わない
特に海外で提供されているサービスに多いようですが、何らかのサービスを利用する際に登録したメールアドレスが流出してしまうのか(あるいは利用規約などが緩く第三者に提供されてしまうのか)、後日に迷惑メールが届き始めることもあります。
士業事務所の総合的な窓口として利用するメールアドレスは、安易にサービス利用時の登録用アドレスとして使わないほうが無難です。
4.フォームからの迷惑メールにはreCAPTCHAを導入する
なお、ウェブサイトに配置したお問い合わせフォームから迷惑メールが自動的に送られてくるという場合は、Googleの提供するreCAPTCHAという仕組みを導入することで、迷惑メールの自動送信と思しきメールをフィルターにかけてカットしてくれるので、不要なメールのほとんどをシャットアウトできる可能性があります。
ここではreCAPTCHAの導入方法について詳しくは触れませんが、お問い合わせフォームからの迷惑メールに悩まれている士業さんは、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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